K邸(2期)

DSCF3768-2
26坪程度の庭造りの為、いかにして庭を広く見せるか庭師の真骨頂が問われます。
全体の外観・リビング・和室・庭の入り口からの視線を考慮し、築山・流れを作ることは基より区切りの技法を用いました。
それにより、狭い空間においても心理的に庭が広く奥行きがあるように見えますし、柔らかさをかもし出します。


入り口から玄関へのつなぎとして、飛び石を用いました。 飛び石の方向や、種類・大きさを変える事により、軽快なリズムを醸し出し、お客さんを誘ってくれます。

犬走りは、コンクリートでは無く、那智黒石にしました。コンクリートより水はねが少なく、排水性があり、何より、柔らかさを醸し出せます。

リビング(写真右)からの視線の区切りを三段階にしました。

流れの終わりの四方仏が、お客様を暖かく出迎えてくれます。

和室(写真右)から、流れに向かって低くし、その奥を築山にしました。区切りと高低差が、より一層奥行きを与えてくれます。

入り口から一番奥に岩組みをし見え隠れする事により、好奇心がそそられます。また、庭全体の柔らかさを緩和させます。

流れ左右のリュウノヒゲがつながりを保ちバランスがよくなりました。

和室の目隠しに悩みました。 生け垣で囲むと距離が無い為、暗くなり圧迫されますので、高いチャボヒバを植え視線を誘導しました。
また、玉形は柔らかさを醸し出します。

土留めは、石と竹を混ぜました。

リビングからの風景。

和室からの風景。
シャラの木を植え遠近法の額縁効果を利用した事により、空間での奥行きが期待できます。

PAGE TOP

お問い合わせ
 お電話:0276-73-2072
 平日9:00~18:00
 メールでのお問い合わせはこちら
 ご相談は無料です。お気軽にご連絡ください。