H邸

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富士西向きのたたずまいの為、裏鬼門が玄関方向であり、植木や石の配置、築山等、いつもの南玄関とは勝手が違い留意しました。また、お客様の要望として、バリアフリーのスロープの設置と車をUターンさせるスペース(定められた場所)を設けました。
盛り土で沈みや流れの恐れがある為、1工期目(5月)は高中木の植栽や石組み、2工期目(12月)は地比類の植え付けや砂利敷きと区分しました。


道路から赤松と台過ぎの群植が玄関への視線を散乱にします。

真ん中のドウダンツツジ辺りが南の方角です。 アプローチの入り口を出来る限り巽よりにする事と植栽スペースとのバランスに悩みました。

御影石のアプローチ。
縁石と縦目地が方向性を誘導します。 また、斜の山モミジが左右の庭をつなげてくれます。

入り口と玄関のつなぎは、諏訪鉄平石を用いました。

左、垂直線の強調(針葉樹や立石)で、ダイナミックな動きを付け、 奥に向かい玉樹や落葉樹や伏せ石で穏やかな安らぎを与えるイメージにしました。

岩舟石での縁取りは、囲われた空間の強調となります。

鉄平石、那智石、伊勢砂利と区切りを入れることにより大きく奥行きがあるように見えます。また、大きい素材へと移行するとより一層の効果が得られます。

5段階の平面的な区切りと立体的な築山の起伏による曲面は、大きな奥行きと広さを感じさせます。

和室からの風景。
お客様からの視線。 (床の間側) ここらの視線を最も重視します。

白砂を囲む山々や石は、白砂を引き立てるばかりか、空間全体に変化を与えます。

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